国際線の飛行機はエコノミークラスがほとんど!
おそらくですが、これが多数派なのではないでしょうか。
しかし、『ビジネス』というクラスも耳にするので、、、
こう疑問に感じてしまいますよね。
私自身、初めてビジネスクラスに搭乗するまでは違いなんて全然意識したことがありませんでした。
しかし、実際に利用してみると、考えが180度変わる!
この悩みを解決するため、この記事では国際線のエコノミークラスとビジネスクラスの違いについて解説します!
ちなみに、マイル先生こと筆者のたかやん(@milesensei33)はビジネスクラスに搭乗した経験多数です。(もちろんエコノミークラスも)
まずは高そうなイメージ、値段について思い浮かぶかもしれませんね。確かに値段も大きな違いですが、その他にもたくさんの違いがあります。
基本的なことになりますが、エコノミークラスとビジネスクラスの違いについて、主なサービスから特典航空券にいたるまで詳しく比較していきます。
エコノミーとビジネスクラスの決定的な3つの違い
まずはエコノミーとビジネスクラスの決定的な3つの違いをまとめます。
- 座席・ラウンジなどのサービスの違い
- 航空券の値段の違い
- 特典航空券の必要マイル数の違い
この3つが、決定的に違うところ。特に1と2は驚くほど違います。
先にネタバレですが、意外と3の違いは大きくありません。なのでマイルでビジネスクラスに乗るというのはかなりおすすめな手段!
このあたりは、記事後半で詳しく解説しておきますね。(先に知りたい場合はこちら)
エコノミーとビジネスクラスのサービスにおける10個の違い
主なサービスごとにエコノミークラスとビジネスクラスの違いを比較していきます。
まずは違いを一覧でまとめておきます。
- チェックインカウンター
- 預け入れ手荷物
- 保安検査場
- 搭乗前のラウンジ
- 優先搭乗
- 機内座席
- 客室乗務員(CA)さん
- 機内食
- アメニティ
- 手荷物の受け取り
以上、10個。サービスの違いが一番多く、かつ魅力を感じる部分でもあります。
チェックインカウンターでの違い
空港到着後まず違うのは、チェックインカウンター。エコノミークラスだと、チェックインカウンターに長蛇の列ができていることがありますよね。
しかし、ビジネスクラスは以下の画像のような専用のチェックインカウンターがあり、待ち時間はほとんど発生しません。
エコノミークラスのチェックインカウンターが混雑していない場合もあるため、そこまで大きな差はないかもしれませんが、時間の節約ができます。
ちなみに、航空会社のゴールドカードを持っていると、エコノミークラスに搭乗でも、ビジネスチェックインカウンターを利用することができる場合があります。
預け入れ荷物の違い
エコノミークラスとビジネスクラスでは、預け入れ荷物の個数や重量に差があります。預け入れ手荷物とは、航空会社のカウンターで預けて、機内には持ち込まない荷物です。
航空会社によって違うのですが、例えばANAだと、ビジネスクラスは32キロの荷物を2個まで預けることができます。
一方エコノミークラスだと、25キロの荷物2個までです。両クラス2個まで預けることができるので、そこまで大きな差はありませんね。!
強いて挙げるなら、25キロだと旅行に行ってたくさんのお土産買い、スーツケースに詰めると、超えてしまう場合があるかもしれません。
保安検査場での違い
荷物を預けたあとは保安検査場でセキュリティチェックを受けますが、ここでも差があります。
ビジネスクラス搭乗者は、例えばANAでは成田空港、関西空港などで別の優先保安検査場を利用することができます。
一般の保安検査場は時間帯によってはかなり混雑する場合がありますが、優先保安検査場はかなり空いています。(私が以前成田空港で利用したときは、とてもスムーズ!)
また、関西空港でも利用しましたが、こちらも快適でした。
搭乗前のラウンジの違い
搭乗前の空港ラウンジを利用できるかできないかは、大きな差です。国際線に搭乗する場合、海外ということもあり、余裕をもって空港に到着するケースが多いと思います。
そうすると、飛行機に搭乗するまでに1時間くらいの待ち時間が発生してしまうこともありますよね・・・。
- カフェでゆっくりしたり
- お店で買い物を楽しんだり
- 飛行機を眺めたり
しても搭乗を待ってもいいのですが、ビジネスクラスの人たちは航空会社のラウンジが利用できます。いわゆる、ビジネスラウンジ。とても上質な空間でさまざまなサービスが受けられます。
例えば国際線のビジネスラウンジだと、
- 座席が広くてゆったりと過ごせる
- 豊富な種類のソフトドリンクやお酒
- 料理も食べ放題
- シャワールームがある場合も
などのメリットがあります。(これが楽しみで、謎に空港に予定よりも早く行く方もいるくらいです。)
ちなみに、ラウンジと聞いてよくイメージされるのは、ゴールドカードなどで使えるラウンジです。このクレジットカードラウンジとは比べものになりません。
-
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以下の写真は、ANAの成田空港国際線のビジネスラウンジ。
ラウンジのシートも上質でスペースが広く、ゆったりと座れます。ラウンジには無料のソフトドリンク、お酒、料理がたくさん置いてあります。
ちなみに、成田空港の国際線ANAラウンジには、注文するとラーメンやうどんをその場で作ってくれるコーナーや、シェフが目の前でお寿司を握ってくれるサービスまであります。
搭乗の際の違い(優先搭乗)
次はいよいよ搭乗に進みます。ちょっとしたことですが、ここでもエコノミークラスとビジネスクラスの差があります。
搭乗の案内があるのですが、ビジネスクラスの方が優先的に案内されるので、より早く機内に乗り込むことができます。
もちろんですが、ビジネスクラスよりもファーストクラスの方が先です。
機内座席の違い
この座席の違いは、エコノミークラスとビジネスクラスの一番大きな違いです。エコノミークラスでは、座席の前後の間隔が80cmのものが多くを占めています。(例えば以下の画像)
座席がいっぱいいっぱいに配置され、1座席あたりのスペースはかなり狭い感じがしますね。LCCだと座席間隔が70cmだったりします。
しかし、ビジネスクラスになると以下の座席のように広々としたものに!
とてもゆったりした座席となり、1座席あたりのスペースも広くなりますね。
さらに!搭乗する飛行機によっては、座席がフルフラットになるものまであり、下の写真のように、座席をベッドのように180度フラットな状態にできます。
韓国、台湾といった近場への海外旅行の場合、エコノミークラスでも十分かもしれません。しかし!6時間以上のフライトとなる場合、フルフラットシートは絶大な効果を発揮します!
私の体験談
私が初めてフルフラットシートを利用したのは、成田⇒シンガポール便。約6時間のフライトだったのですが、機内で横になって睡眠が取れるので、目的地に到着したあとの疲労感が全然違いました。
長時間のフライトになる場合は、フルフラットシートがおすすめです。
ただし、ビジネスクラスでも古い機材を利用している路線では、フルフラットシートではないことが多いので注意が必要です。
ちなみに、私が以前利用したシンガポール航空とタイ国際航空のビジネスクラスはフルフラットではありませんでした。
客室乗務員の違い
ちょっとした差ですが、ビジネスクラスでは各座席を担当する客室乗務員さんがいらっしゃり、搭乗後あいさつをしてくれることが多いです。
私の体験談
初めてANAのビジネスクラスを利用したとき、個人名で呼んでくれてびっくり!タイ国際航空のビジネスクラスに乗ったときは、バンコク羽田間で日本語で接客してくれました。
おそらくタイの客室乗務員さんだったのですがこちらの言葉にあわせようとしてくれてとても嬉しかった覚えがあります。
機内食の違い
次は機内食の違いです。エコノミークラスはプラスチックの容器で、ワンプレートで出てくるものが多いです。
上記のような感じです。写真はシンガポール航空を利用したときに出されたエコノミークラスの機内です。十分美味しそうですが、ビジネスクラスになると一気にランクアップ!
国際線にもなると、プレートが別々になって多くの料理が出てくる場合が多いです。特に、長距離路線になると、フルコースのような機内食が出てきたりします。
先ほどご紹介したビジネスラウンジで料理が食べ放題なので、すでに腹いっぱいかもしれませんね。笑
ちなみに、機内食だけでなく飲みものにも大きな差があります。搭乗後ウェルカムドリンクが提供されたり、飛行中もビールやワインなど各種アルコール類が飲み放題です。
アメニティの違い
次はアメニティの違い。機内での差はかなり多いですね。
エコノミークラスでは、アイマスクや耳栓、歯ブラシなどは提供されないことがほとんどですが、ビジネスクラス(長距離路線)になると、充実したアメニティが提供されます!
アイマスク、耳栓、歯ブラシはもちろん、機内用保湿マスク、ハンドクリーム、シワ取りスプレー、マウスウォッシュなどなど・・・。
そのため、ビジネスクラスを利用する場合、持ち物を減らすことが可能です。
手荷物受取りの際の違い
次は手荷物受け取りの優先サービス!これは到着後のビジネスクラスとエコノミークラスの違いです。
ビジネスクラスを利用する場合、空港で荷物を預けると、荷物にこのようなタグがつけられます。
写真はANAが加盟するスターアライアンス便に乗ったときにつけられるタグです。このタグが付いてる荷物は、空港で手荷物を受取る際、優先的に荷物出てきます。
旅行の行き先に着いたら、少しでも早く行動できますし、帰国後も1本早いバスや電車に乗れるかもしれません。
エコノミーとビジネスクラスの航空券値段は全然違う!
ここまでエコノミークラスとビジネスクラスのサービスの違いを解説しました。次は値段の違いを解説していきます。
これだけサービスに差があるので、もちろん値段の差も大きいです。購入した場合、エコノミークラスとビジネスクラスの値段にどれくらいの差があるのか見てみます。
例を挙げると、ANAを利用した場合の2017年12月1日羽田発、12月5日現地発の各クラスの値段です。(検索日:2017年10月15日)
チケットの日程変更可、不可などの種類がありチケットの値段には差がありますが、ホームページで一番安い値段でした。
路線 | エコノミーの運賃 | ビジネスの運賃 | 差 |
羽田ー台北 | 53,640 | 137,640 | 2.57倍 |
羽田ーホノルル | 100,830 | 253,830 | 2.52倍 |
ビジネスクラスはエコノミークラスのおよそ2.5倍ほどの料金です。すべての路線・搭乗時期を比較できているわけではありませんが、
さすがに値段の違いは大きいです。でも仕方がないんですよね、先ほど解説したように圧倒的なサービスの差があるんですから。
多分この値段の差を見ると、
- やっぱりビジネスクラスに乗るのなんて無理
- 値段が高すぎる
- エコノミークラスでよしとしよう
と思う方がほとんどだと思います。そう感じた方は、ぜひ次の『特典航空券の必要マイル数の違い』もみてください。
値段が高すぎてビジネスクラスに乗れない方にも、チャンスがあります。
特典航空券の必要マイル数の違い
航空券の値段は大きく違いましたが、特典航空券で飛行を利用する場合はどうでしょうか?
例えばANA特典航空券を利用した場合の必要マイル数は以下の通りです。比較しやすいように、先ほどと同じ路線で解説していきますね。
路線 | エコノミーの必要マイル | ビジネスの必要マイル | 差 |
羽田ー台北 | 20,000 | 40,000 | 2倍 |
羽田ーホノルル | 40,000 | 65,000 | 1.63倍 |
お盆やお正月といった超繁忙期ではない一般的な時期の必要マイル数です。2倍と1.63倍の差・・・いかがでしょう。
購入すると、差は約2.5倍。しかし、マイルでみると2倍以下!ビジネスクラスは実際お金を払うと高いですが、マイルを利用する場合はとても安いと言えます。
例えば、ビジネスクラスでハワイホノルルまで1人65,000マイル。家族3人でも約20万マイルですね。
まとめ:エコノミーとビジネスクラスの違いは大きい
今回はエコノミークラスとビジネスクラスの違いについて解説しましたがいかがだったでしょうか。あらためて両者の決定的な違い3つをまとめます。
- 座席・ラウンジなどのサービスの違い
- 航空券の値段の違い
- 特典航空券の必要マイル数の違い
以上3つですが、サービスの違いを細かく分けると、もっともっとたくさんの違いがあります。特に、ビジネスラウンジや機内シートの広さ、心地よさはエコノミークラスとは別格!
そんなビジネスクラスですが、
残念ながら自腹で買うと、とても高いです・・・。
しかし、先ほど解説したようにマイルを使った特典航空券なら、自腹で買うよりもお得。
ちなみにですが、冒頭私がビジネスクラスに搭乗した実績を簡単にご紹介しました。実はこれ、すべてマイルを使って搭乗しているんです!
私はビジネスクラスに過去何度も搭乗体験がありますが、1回も自腹で購入したことはないです。すべて特典航空券を利用しています。
あれもこれもすべてマイルを貯めてきたおかげ。しかも、マイルはタダで貯めることが可能です。もしも、、、
そう感じたなら、ぜひマイルをたくさん貯めていきましょう。マイルはコツさえつかめば驚くほど簡単に貯まります。
ここからは、エコノミークラスではなくビジネスクラスに乗るために読む記事をご紹介していきますね。
高い航空券代は払えないけど、
- ビジネスクラスに乗ってさらに充実したサービスを受けてみたい
- 快適なフライトで海外旅行がしたい
- ビジネスクラスの広い座席に座ってみたい
- 豪華なラウンジを利用してみたい
と思った方はぜひ以下の記事を読み進めていてください!
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