ANAやJALのマイルって換金できるの?マイルがあっても使わないし、、、。できるなら、換金方法やレートも詳しく知りたいなぁ。
ANAやJALのマイルって、貯まっても使いきれないことありますよね。それが換金できたら、なんとうれしいことか・・・。
そもそもマイルとして使わない方は、なんとか換金(現金化)したいはず。
そこでこの記事では、マイルの使い方に詳しいマイラーのたかやん(@milesensei33)が、
マイルの換金(現金化)の方法、3つの手順を詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- マイルを換金する3つの手順【ANAもJALも現金化OK】
- マイルを換金するときの注意点・デメリット
- マイルの換金に必要なもの
記事の信頼性
この記事を書いている私は、マイルを貯めはじめて5年。貯めたマイルは、主に特典航空券に交換。
しかし使いきれないこともあるので、マイルの換金も含め使い方をいろいろと研究してきました。
この記事は5分ほどで読み終わります。
マイルの換金方法がマスターできるので、ぜひ最後までお付き合いください!
マイルを換金する3つの手順【ANAもJALも現金化OK】
マイルを換金は以下の3つの手順で行います。
- マイルをJRキューポに交換
- JRキューポをGポイントに交換
- Gポイントを銀行口座に出金
この3つだけ見るとなんだか難しそうなイメージ。
って感じかもしれませんが、換金はとっても簡単!
まずは換金の全体的イメージからお伝えしてから、具体的に手順の解説をしていきます。
マイルを換金する方法の全体像
まずはマイルの現金化の全体的なイメージからお伝えします。ここは画像がわかりやすいので、以下をどうぞ。
ANAマイルの現金化イメージ
JALマイルの現金化イメージ
ざっとこんな感じですが、ANAもJALも似たようなイメージです。
『JQ SUGOCA ANA』とか『JMB JQ SUGOCA』とかよくわからないものは、あとでしっかりと解説するのでご安心くださいね。
換金手順①:マイルをJRキューポに交換
まずは、ANAマイルとJALマイルをJRキューポのポイントに交換します。
JRキューポとは
JR九州が運営するポイント制度のこと。クレジットカードの利用やインターネットの列車予約で貯めることができます。
マイルをJRキューポのポイントに交換するため使うのが、JR九州が提携して発行しているクレジットカードです。
- JQ SUGOCA ANA・・・ANAマイル用
- JMB JQ SUGOCA・・・JALマイル用
先ほど登場したこの2つ。ANAマイルの場合は①を、JALマイルの場合は②を使います。この2つのクレジットカードを使えば、100%のレートで交換することが可能です。
10,000マイルとしているのは、交換に必要な最少マイル数が10,000マイルだからです。
交換手順はとっても簡単。マイル→JRキューポの交換ページにアクセスさえしてしまえば、迷うことはないです。
ANAマイルの場合
- ANAのJRキューポへの交換ページにアクセス(→こちら)
- 『JRキューポに交換する』をクリック
- ANAマイレージクラブにログイン
- 『インターネットで交換を申し込む』をクリック
JALマイルの場合
- JALのJRキューポへの交換ページにアクセス(→こちら)
- 『特典を申し込む』をクリック
- JALマイレージバンクにログイン
- 『申し込む』をクリック
メモ
JALマイルをJRキューポに交換するとき、『JMB JQ SUGOCA』は必須ではありません。しかし、交換レートが50%と半減してしまいます。
現金化手順②:JRキューポをGポイントに交換
次にJRキューポのポイントをGポイントに交換しましょう。ここも100%のレートで交換可能です。
Gポイントとは
他社のポイントをGポイントに交換したり、Gポイントをさまざまなポイントに交換できるサイトのこと。
Gポイントは、『マイル⇒現金』の中継基地のようなイメージでOK。このGポイントが使えないと換金できないので、ご登録がまだの方はすぐにやりましょう!
交換手順
- Gポイントのポイント交換ページにアクセス(→こちら)
- 『Gポイントに交換する』をクリック
あとは何ポイント交換したいかなど、必要な情報を入力すればOK。
現金化手順③:Gポイントを銀行口座に出金
最後にGポイントを銀行口座に出金して現金化が完了です。残念ながら、交換手数料として10%Gポイントが必要になってしまいます。
交換レートが少しややこしいので、まとめておきます。
- 10,000ポイント→10,000円に交換
- 交換手数料として10%の1,000ポイントが徴収される
- 実質11,000ポイント→10,000円(交換レート約90.9%)
そして、これをさらにややこしくするのが『Gポイントの交換手数料還元サービス』です。還元されるのは嬉しいことなので、もちろん解説していきます。
交換手数料還元サービスって?
直近4か月間で、広告を利用してGポイントの獲得実績があれば、手数料の5%が還元されるサービスです。
『広告を利用』ってのもよくわからないと思うので丁寧に解説しますね。まず大前提として、Gポイントは『ポイントサイト』だということを理解します。
と疑問に感じる方がほとんど。
ポイントサイトとは、そのサイトを経由し、楽天やYahoo!ショッピング・クレジットカード新規発行などのサービスを利用することでポイントが貯まるサイトのことです。
>>【関連記事】ポイントサイトとは何なのか。【仕組み、できることを解説します】
具体例
Gポイントを経由して楽天で買い物をした場合、『楽天スーパーポイント』はもちろん、『Gポイント』も貯まります。
このようにして、Gポイントを獲得した実績があれば手数料の5%が還元されます。還元後の交換レートをまとめておきますね。
- 10,000ポイント→10,000円に交換
- 交換手数料として10%の1,000ポイントが徴収される
- 手数料の5%(500ポイント)が還元される
- 実質10,500ポイント→10,000円(交換レート約95.2%)
以上が交換レートの解説。あとは実際に交換すれば、晴れてマイルの現金化が完了です。
対応している銀行例
ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 |
三菱UFJ銀行 | 住信SBIネット銀行 | イオン銀行 |
ジャパンネット銀行 | セブン銀行 | じぶん銀行 |
楽天銀行 | ソニー銀行 | りそな銀行 |
※その他多数あります。
マイルを換金するときの注意点・デメリット
マイルの換金(現金化)ですが、いくつかの注意点とデメリットがあるのでまとめておきます。
- マイルが目減りする
- 手間がかかる
- マイル→JRキューポに移行上限・最少交換単位がある
マイルが目減りする
マイルが減ります、これが一番のデメリットです。先ほど解説したとおり、最終的な交換レートは『90.9%』『95.2%』とかになるので。
単純に計算しても、『1マイル=約0.9~0.95円』くらいの価値にしかなりませんね。
というのも、マイルはマイルとして使ったほうが圧倒的お得だから。1マイル=2円くらいの価値で使えると言われています。
この記事を読んでいただいている方は、『マイルの現金化を検討されている方』だと思いますが、もう少しマイルとして使う方法を調べてみるのもありかもしれません。
>>【関連記事】ANAマイルはこう使う!使い方を徹底解説【お得な交換先あります】
>>【関連記事】JALマイルの使い方まとめ【お得でおすすめな交換先も解説します】
手間がかかる
先ほどマイルの現金化の3つの手順と交換レートを解説してきましたが、、、
いろいろとポイント交換したり、手数料のこととか考えたり・・・正直なところ面倒。あと時間もかかりますね。
- マイル→JRキューポ:約4~7日程度
- JRキューポ→Gポイント:約7日程度
- Gポイント→銀行:約7日程度
マイル→JRキューポに移行上限・最少交換単位がある
マイルからJRキューポに交換するとき以下の2つの点に注意が必要です。ここは重要な注意点なので必ず覚えておきましょう!
- 年度(4月~3月)で2万マイルの上限がある
- 交換単位が10,000マイル
まず1番、年度(4月~3月)で2万マイルまでしか移行できないので、無制限に現金化することはできません。
ANAの場合は、2万マイル以上も交換できますが、20,000マイルを超えるとレートが半減します。
つぎの2番『交換単位が10,000マイル』ですが、
そもそも10,000マイルないと、JRキューポに交換できない
ってことになります。
意外と10,000マイルを貯めるのって難しいので、こんな風に悩んでしまうかもしれませんね。ただ、このあたりは心配不要!
私が実践する簡単にマイルを貯める方法があります。『マイルが足りない』って方は以下の記事もあわせてご覧ください!
>>【関連記事】【大公開】ANAマイルのおすすめの貯め方【大量に貯めたい方向け】
>>【関連記事】【お得】JALマイルのおすすめの貯め方【誰でも貯まるコツを解説】
マイルの換金に必要なもの
最後に、マイルの換金に必要なものをまとめておきますね。
- ANAとJALのマイル
- JRキューポが使えるクレジットカード
- Gポイント
ANAとJALのマイル
マイルが必要なのは当たり前なので、あとはマイル数の問題ですね。このあたりは、マイルを貯めるしかないので、コツコツと貯めていきましょう。
マイルはいろいろなシーンで貯めることができますよ。
- 飛行機で貯める
- クレジットカードで貯める
- ホテルに宿泊して貯める
- レンタカーを利用して貯める
- レストランで食事をして貯める
- ツアー旅行に参加して貯める
- ネットショップを利用して貯める(楽天市場等)
- 提携先のポイントから交換して貯める
- 口コミで貯める
- ふるさと納税で貯める
- ポイントサイトで貯める【裏技】
ANAとJALマイル別に貯め方も解説しています。そちらの方が詳しいかと思うので、ぜひご活用ください。
>>【関連記事】ANAマイルの貯め方とは【どれだけ貯まるかも解説】
>>【関連記事】JALマイルの貯め方まとめ【基礎からすべてを知りたい方向けです】
JRキューポが使えるクレジットカード
マイルをJRキューポに交換するため、ANA・JALそれぞれクレジットカードを保有しておきましょう。JR九州が提携して発行しているカードです。
- JQ SUGOCA ANA・・・ANAマイル用
- JMB JQ SUGOCA・・・JALマイル用
このクレジットカードは、マイルをお得に現金化するときに必要になってくるのでぜひ発行しておきましょう。
ちなみに、JALマイルをJRキューポに交換するとき、『JMB JQ SUGOCA』は必須ではありません。しかし、交換レートが50%と半減してしまいます。
Gポイント
Gポイントも必須で、『マイル⇒現金』の中継基地として使います。さらに、マイルの現金化以外でも活躍する場面は多く存在するので、ぜひ登録しておきましょう!
まとめ:マイルの現金化はおすすめしない
今回の記事のポイントをまとめます。
- マイルの換金(現金化)は可能
- ただし、『目減り』『手間』『移行上限』などのデメリットあり
- マイルとして使ったほうが圧倒的にお得
以上、3つです。
この3つ中で最大のポイントは『マイルとして使ったほうが圧倒的にお得』ということ。現金化する以外にもお得な使い方はたくさんあります。
より選択肢が広がって、『損をしない』形でマイルを有効活用できるようになります。マイルの使い方は以下の記事にまとめておきました。
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